お墓のリフォームについて

その他

お墓参りに行くとお墓の汚れやキズが気になることはありませんか?

今あるお墓を修理、修復し、再生することを「お墓のリフォーム」と言います。

いくら石が長持ちする素材といっても、やはり経年劣化は避けられません。
先祖代々と使っていれば、墓石が傷んできてしまうのも仕方ないのです。
この他、地盤沈下などの影響でお墓が傾いてしまうということもあります。

 

●傷んだお墓を新しくして付属品も設けたい

●古くなってしまったが全てを替えるのは抵抗がある

●良いものだから手入れをして長く使いたい

●自分もお墓を継いだ者の証として何か残したい

このような方には、お墓のリフォームをお勧めします。

 

今回はリフォームを誰に依頼すれば良いのか、どのくらい種類があるのか一部をご紹介します。

リフォームの依頼先はどうすればいいの?

お墓を扱うプロと言えば、石材店です。
リフォームを考えているのなら、石材店に連絡をしましょう。

「お墓をキレイにする事なら自分でもできるのでは?」と感じる方もいるかもしれません。たしかに、雑巾やブラシなど、適切な道具を使えばある程度はキレイになりますが、
家庭用洗剤や金ダワシなどの不適切な道具を使ってしまうと、かえって傷やシミを作ってしまうことになります。その為にも、お墓と親密な石材店に依頼することをお勧めします。

リフォームの依頼は民営や寺院の墓地か、あるいは公営墓地にあるのかで連絡先が変わってきます。

民営霊園・寺院墓地の場合

寺院墓地や民営霊園では、出入りのできる石材店が決まっていることがほとんどです。

お寺や民営の墓地でお墓を改修するときは、お墓を建てるときにお世話になった石材店に依頼をすることになります。

お墓が古くてどこの石材店に依頼をしたのか忘れてしまった場合やお世話になった石材店が廃業していたとのこともあるかと思います。そんなときは霊園の管理者に相談すると、担当の石材店を調べてくれたり、他の石材店を紹介してもらえます。

公営墓地の場合

公営の墓地は、どの石材店でも出入りすることができます。

自分で調べ、気に入った石材店に直してもらうことができます。また、石材店とは別に墓石のリフォームを専門にしている業者もあります。

中には悪質な業者も混ざっているので、十分に注意しましょう。

リフォームの種類

お墓のリフォームと一口に言っても、どこを修復するかで内容も費用も変わってきます。必ず石材店に見積もりを取りましょう。

墓石をきれいにする

◎汚れを落とす

専用の機材や洗剤で洗浄します。
水垢や苔などの表面の汚れをほとんど落とすことができ、清潔な色合いになります。

◎傷や欠けを修復する

傷や欠けは程度、数によって費用が大きく変わります。
軽度のものであれば、耐震ボンドなどの接着剤を使います。
また、小さな欠けは、角の縁を削っていくことで修復できます。

◎墓石を建て替える

古い墓石を撤去し、新しい墓石を設置します。霊園や墓地の立地、使用する墓石の種類や大きさによって値段が大きく変わるので、予算に合わせて相談すると良いでしょう。

外柵・巻石の建て替え

墓石の外回り(外柵・巻石)を建て替えます。
昔からあるお墓は、大谷石という風化が進みやすい石材を使っている場合あります。リフォームの事例では大谷石から御影石などの他の石材に替えるというものが多いようです。相場は状況や石の大きさによってかなり異なってくるので、必ず見積もりを取りましょう。

(風化とは岩石が長いあいだ空気にさらされてくずれ、土になる現象をいう。)

目地の補修

目地とは、石と石の繋ぎ目の部分のことを言います。

目地が劣化したまま放置すると、水や虫が入り込み納骨室までに達してしまう場合もあります。欠けたり崩れたりしていたら放置せず、すぐに修理しましょう。

◎お墓の傾きを直す

地震や木の根が伸びてきたことが原因でお墓が傾くことがあります。
もともと地盤が緩い場所や土葬墓地だった場所は地盤の変化が起きやすいと言われています。しかし、原因が地盤にあったり不十分な基礎の施工にある場合、基礎工事が必要になります。時間と費用が掛かってきますので、石材店に見積もりを取ってもらいましょう。

文字ペンキを入れ直す

お墓は屋外に建てていることが多く、太陽の熱と紫外線で徐々にはがれてきてしまうことがあり、どうしても墓石表面より水が溜まりやすいため、カビが生えてしまうこともあります。
大体10年くらいすると退色が始まりますので、長い間使うと文字が読みづらくなっていきます。色の入れ直しでは、古いペンキを落とし、色を入れ、その後はみ出たペンキの除去をします。

最後に

リフォームをする時期はお墓を建てて10年以上したら、一度お墓の点検をお勧めします。また、建ててから間もない時期でも大地震や天災などがあった場合はリフォームが必要になることもあります。

墓石が割れたり倒壊してしまった場合はすぐに業者に相談しましょう。

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